ISB Syncrolift Yard's Blog

日本で初めてシンクロリフトを採用した東京湾の造船所です。造船所で日々おこるトピックを紹介します。

 シンクロヤ-ドは大忙し、8隻の船で混雑する

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今日は船台上に8隻の船が入渠しました。

小型の船ばかりですが、1隻は1隻です。

左から建造中の小型貨物船、19GT押し船、赤い消防艇、その奥に貨物船、一番手前はジェットフォイル、その奥に小型曳船とプッシャ-ボート、陰に隠れ見えませんがタンカ-もおります。

 

今大手造船所は瀕死の状態です。

厳しい中国と韓国との価格競争に勝てません。

一方中小造船所は人手不足でどこも仕事は満杯。

 

一般的には大きい会社の方が安定性が高い、中小企業はいつ倒産するか、財務内容は悪いのではと思われています。

 

これは大いなる間違いで、5兆円の売上の企業でも10兆円借金あれば赤字体質。

意外と中堅企業は財務体質や企業の収益力は高いところありますよ。

 

安定した受注と競争の少ないマーケット生きているのが中小造船所。

その割には意外と高い技術力で他人がおいそれと真似できません。

 

今、大卒4.3.2.1年目の若手社員は頑張っています。

特に4,3年目の二人は監督として、またはプロマネとして小さい仕事からまとめています。

少しずつ、経験を積みながら仕事を覚えてゆく。

こんな形でやっています。

早く一人前になってくれないとこちらが倒れますので、若い人には期待です。