砂利運搬船の試運転 東京湾にはいろいろな船が
東京湾で新造船の海上公試運転
499GT型貨物船の試運転に出ました。
この船で5隻目です。
それぞれ形が若干違い、そのために設計変更があり
楽が出来ません。設計の皆さんご苦労様です。
の新入社員もだいぶ船に慣れてきました。昨年来3隻やってますのでだいぶ経験
積んだと思います。
東京湾には多くの船が走っています。
試運転ですれ違う船の大半は大きい船を除けばほとんど弊社で修理したり
建造した船です。すれ違うたびに無線でやりとりすることもあります。
こんな感じで赤い点はおおよそ船と考えてください。
さて船の試運転ですが、非常操舵試験というものをやります。
船の舵は、電動油圧で、電動モ-タ-が油圧ポンプを回し、舵を作動させています。
しかし電源の喪失などあった場合、回路を切り替え手動で油圧を作動させます。
この場合、大変な力が必要です。(以下の写真)
規定時間内に舵が動かないと失格などで必死です。
この時はうまく作動押せず、回路の点検をしましたら、油圧ラインに空気が残り
作動しないことがわかり、エアパ-ジして正常に作動するようにしました。
試運転では色々出ます。それを一つ一つクリアして
完成させてゆきます。
この船は船首にスラスタ-を装備し、舵はフラップラダ-のため
その場で回頭します。抜群の操船性能です。
私たちの会社は地元東京湾で活躍する船を建造しています。
地域密着型ですね。
次回は持ち投げの投稿をします。